この記事は過去の情報が基準となっているため、内容が古くなっている可能性があります。
JR西日本は、2021年9月5日(日)の運転再開を予定していた呉線の三原駅〜竹原駅間について、再開が大幅に遅れると発表しました。
7月に降り続いた大雨により、安芸長浜駅〜大乗駅間の東川トンネル上部を流れる東川では、護岸や川底が崩れる被害が発生しました。川底にシートを設置する応急処置が行われていましたが、8月の大雨による増水でこのシートが流され、トンネル内漏水の被害が発生したため、呉線は三原駅〜竹原駅間で現在も運転を見合わせています(路線図は下図を参照)。
JR西日本は、広島県により行われている応急処置工事のめどが立ったため、9月5日(日)から運転を再開する予定と発表していました。ところが、9月2日(木)からの大雨により東川の水位が大幅に上昇し、下部にある鉄道施設の安全確認ができないとして、運転再開が延期されることになりました。現時点では、運転再開日は大幅に遅れると見込まれており、めどが立ち次第改めて告知するとのことです。
三原駅〜竹原駅間で行われているバスによる代行輸送は、9月5日(日)以降も継続して実施されます。代行バスの時刻表やのりばなどの詳細は、JR西日本の運行情報ページに掲載されています。また、9月5日(日)からの運転再開が告知されていた観光列車「etSETOra」は、9月5日(日)・6日(月)の運転が取り止めれられます。
一方、8月の大雨の影響で路盤流出等の被害が発生し、運転を見合わせていた山陽本線の厚東駅〜厚狭駅間は、予定通り9月5日(日)始発列車から通常ダイヤで運転を再開します。バス代行輸送および新幹線による代替輸送は9月4日(土)をもって終了します。